【てんぷる通信】

by Kayo

February 16th, 2007
Vol. 12

「聖書は、『すべて彼を信じる者は、失望に終わることがない』と言っている。」
(ローマ人への手紙10章11節)

 お正月が終わったばかりだと思っていましたが、早いもので2月も後半になりました。みなさま、新しい年はどのように始まり、歩んでおられるでしょうか。

 Vol.10でも触れましたが、私は「今年の目標」を掲げるのは苦手なので、毎年恒例ですが「今年の御言葉(みことば)をください」と祈ったところ、冒頭の言葉を神様からいただきました。

 「失望に終わることがない」と約束してくださっているのが神であることは、とても心強いです。がっかりすることや、こんなはずではなかったのに、と落ち込むことはあるかも知れませんが、その落ち込みが失望のまま終わることはないのです。

 「大丈夫だよ」「応援しているよ」という家族や友人の励まし、慰めも、とてもありがたく、大切なものです。しかしながら、どんなに気持ちがあっても、人間にできるサポートというのは、必然的に限られてきます。遠く離れて住んでいるのですぐに会うことができないとか、自分の本当の本音は誰にも話せないので100%理解してもらうことはできない、など。

 しかしながら、神は限界のある肉体を持った人間ではありません。今、私がいる、この場所に、いてくださいます。出勤すれば、電車の中にも会社にも。買い物に出かければ、バスの中にもお店にも。友人と食事をすれば、そのテーブルに。いつでも、どこでも、一緒にいてくださいます。

 「そんなにいつも一緒じゃなくていいよ。助けを呼んだときだけでいいよ。」と思われる方もいらっしゃるでしょうね。でも、実は「今は神はいらない。仕事も順調だし、健康だしね。」と思うようなときこそ、自分の存在について考え、そのように恵まれている環境を神に感謝してはいかがでしょうか。

 あるいは「ここんとこ、何をしてもうまくいかない。仕事ではミスをするし、体調も良くなくてじんましんが出てるし、妻(夫)とはろくに会話してないし」と思われるならばなおさら、神がいるなら今のこの状況を何とかしてくれ、と叫びたくなるかも知れません。

 さて、ここで神が約束してくださっているのは「すべて彼を信じる者は」ということです。「彼」とは?イエス・キリストのことです。神の子であるキリストは、人間としてこの地上にこられました。そのキリストを信じるとはどういうことなのでしょうか。

 私たち人間は、生まれながらにして持っている罪のために永遠のさばきを受けることが決まっていました。そのさばきを身代わりに受けて下さり、十字架にかかって死に、三日目によみがえられたのがキリストです。

 そのことを信じるとき、神は信じる者を神の子としてくださいます。そして、「決して失望に終わることはない」と約束してくださるのです。 

 2007年は、どのような年になるでしょうか。一年って、短いようで、長いようで、あっという間に毎日が過ぎていきます。一日一日を大切に生きるためにも、失望することなく、前進していきたいと思います。

「聖書は、『すべて彼を信じる者は、失望に終わることがない』と言っている。」
(ローマ人への手紙10章11節)