一期一会

        
  

「悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。」 
 新約聖書・マタイによる福音書 5章4節

今年(2020年)3月、ニューヨーク州知事は、新型コロナウイルス感染拡大阻止のため、企業や学校などに対して、出勤や登校を禁止し、自宅にとどまらせることを義務付けると発表。

ニューヨーク市では、大勢の人々が病気により死亡。葬式ができないどころか、多くの遺体が市内にある島などに埋められたり、葬儀屋付近のバンの中に放置されていたり、混沌としていた。市内で医療関係で働いてる友達もいるが、彼女達の話を聞いても、患者だけではなく同僚も亡くなったりと、相当悲惨だったようだ。

丁度2週間前は9月11日。あの日から19年も経った。あの時も、この地域に住んでいる殆どの人達が、直接の知り合いは大丈夫だったとしても、必ず周りに数人は、家族や友人知人を亡くしたという人達がいた。今回のコロナもその状況に似ている。亡くなられた方々やそのご遺族のことを想うと胸が痛くなる。

また、自分と同じ時代に日本で育ったなら、志村けんの悲報は、会ったことないのに知り合いが逝ったかのような気分になったという人も少なくなかっただろう。

あれ以来、コロナ関連以外でも、メディアでは悲しいニュースが続いた。

有名人達の自殺。特にプロレスラーの木村花選手については、会ったことさえなかったが、共通の友人知人が何人もいるので、全くの他人事というわけでもなかった。ネットを含む『いじめ』が、いかに悲惨か改めて実感させられた。

彼女の死からわずか2日後、ミネアポリスで、ジョージ・フロイドという黒人男性が白人警官に殺された。以来、その他多くの白人警官による黒人殺害事件に併せて、反人種差別デモが今尚続いている。ニューヨーク市も例外ではない。自分自身、暴力さえなかったが、テキサスに住んでた頃は、理由なく警察に止められ、人種的な嫌味を何度も言われたことがあり、当時は黒人の友達も多かったので、彼らが普段からどんなリスクを背負って生きているのか色々聞かされて、ほんの少しだが理解はしているつもり。

自分が住んでいるのは郊外なので、市内とはかなりの温度差があり、(少なくとも表面上は)比べ物にならないくらい平和。だが、うちらのような凡人にしてみれば、先が読めない世の中に住んでるということが実感させられるのも事実。

このブログに関しては、決して書くネタがなかったとか、外出自粛で書く気分になれなかったとか、そういうのではない。暇な時間が増えたということもあり、これまでできてなかったことに思い切って集中してると、あっという間に時間が経っていった。

仕事も大幅に減っていたが、飲食店がほぼ全て閉鎖または持ち帰りや出前のみになっていたので、外で飲み歩くこともなく、収入も下がったが支出も減った。

本当に親しい友人であれば、オンラインでのビデオ通話もできる。だが、外出してないからこそ、会う機会が極端に減った相手というのも多い。

行きつけの飲み屋で知り合ったレイもその1人だ。Facebookでつながってるわけでもなければ姓も知らない(なんと「レイ・チャールズ」と名乗ってたので、おそらくそうなんだろうとは思うが…)。でも飲みに行った時に、彼がいたら必ず声をかけてくれて、色々喋る仲ではあった。

何年も顔見知りではあったが、実際によく話すようになったのは、2年くらい前だっただろうか。いつもバイクに乗ってるレイは、その店に来るのも当然バイクなので、たくさんは飲まない。こっちはバイクに興味ないし、あっちもプロレスには興味がなさそうだったが、一度会話が始まると、いつもじっくり語り合った。

そして、会う度にその前の会話を覚えていて、「旅行に出るとか言ってたけど、楽しかったか?」とか「あの件で心配してたけど、うまくいったか?」とか、必ず聞いてきてくれた。バイクを乗り回している分、どの町が楽しそうか色々おしえてくれることもあった。飲みながらの会話だし、もらった情報も記録してなかったのが残念だが…。とにかく、いつも笑顔で、落ち着いた雰囲気で親切な人だった。

そんなレイが、夕べ他界したという。書いてる時点では原因は判らないが、2日前には会って話したという人達もいるので、事故なのかもしれない。

本来なら、こんな夜こそ常連がその店に集まって彼を偲ぶはず。だがコロナの影響で、ディナー用のテーブルは客数限定で開けていても、バーは相変わらず閉めたままだ。

冒頭の新約聖書ってのは元々はギリシャ語で書かれている。日本語訳の聖書では「悲しむ人」まはた「悲しんでいる人」となっているが、ギリシャ語では「πενθοῦντες」で、どちらかというと「悼む人」という意味だそうな。

「慰められる」というのは原語で「παρακληθήσονται」で、英訳すると、「shall be called aside」という意味らしい。「招き寄せられる(べき、はず)」ということだ。つまりこの聖書箇所は、「悼む人には、神様が寄り添ってくださる」と解釈していいんだろうと思う。

あくまで、「神様が寄り添ってくださる」という意味なんだが、こんな時だからこそ仲間同士が実際に会うことができればとも思う。

とはいえ、今はまだまだ親しい連中と特に用事もないのに気軽に会えるという風潮ではないし、当然のことながら飲み屋に集結して顔見知りの常連達と共にこの世を去った仲間について語り合えるわけでもない。「寄り添う」ということが、なかなかできない状態だ。

だが、声をかけるくらいはできるのかなとも思う。

というか、こうなる前から自分は常にそうしてきたつもり。変にダラダラ書くよりも、一言「元気か? たまには連絡せぇよ。」とだけ送ってみることがほとんど。

この期間中、多くの人達が大切な人を亡くしたり自殺している。そんな中、普段以上に孤独を感じている人も多いはず。全く誰からも声をかけられないより、仮に少々「ウザい」思ってるとしても、一言声をかけられるだけで気分的に安心することもあるのではないかと思って、自分なりに続けている。

人との関わりというのは、その一つ一つの瞬間が大事なんだと、改めて実感させられる。

レイと最後にあったのは、2ヶ月くらい前だったか、まだテーブルのセクションを開けてなく、持ち帰りだけやってたその店に夕飯を注文した時。コロナさえなければ、もっと一緒に飲みながら色々語り合えてたことだろう。

「悼む者は幸いです。その人には寄り添ってくださるからです。」 
 新約聖書・マタイによる福音書 5章4節

故人の魂の癒しを祈りつつ。

RIP…

ある意味恩人

        
  

何度も書いてきたが、現在うちの教会は、礼拝出席者数が10人超えることは滅多にない。牧師もいないんで、教会員が持ち回りでメッセージをしたり、聖書箇所を選んで証をして、それを基に分かち合いをしたりで、なんとか2年以上続けてきている。そういう活動をしているんで、各自の信仰の成長を感じるし、人数が少ないというのもあるが、1人でも欠けたら教会自体が揺らぐかもしれないと思わせるくらい、全教会員の大切さを実感する。

自分の音楽の相方もその1人。

彼女は長い間、アーティストビザでこの国に滞在していた。一度取れば比較的簡単だとはいえ、毎年更新しなければならないという、結構面倒なもの。あくまで当時の話であって、今は他のビザ同様、更新さえも難しいと聞く。

ある日、どうせニューヨークに住み続けたいなら、いつまでもビザを更新するより、思い切って永住権を取れる方法を探してみるように提案してみた。

とはいえ、人前で歌うという目立つことより、教えることを中心に活動している彼女は、すぐにスポンサーなんて見つけられない。イチかバチかで、特殊技能者がスポンサーなしで永住権を申請できるというEB1というのでやってみることにした。

当初は弁護士に頼んだが、色々あって、無謀にも自分が法律事務所の協力は全く抜きで最初からやり直すことに。

スポンサーがないということは、それまでの証明できる功績が十分にあり、特に音楽関係で影響力のある多くの人達からの推薦状も必要。もちろん彼女自身の人脈もなかなかのもんだったが、ある時自分は、とんでもないことを思いついた。

アメリカの有名なクリスチャン達に、ダメ元で推薦状をお願いするということだ。

『知り合いの知り合い』だという、有名教会のミュージシャン達。

音楽だけではなく、教会や非営利団体などに深く関わり、「もしかして協力してくれるかも」と思わせるような活動をしていたゴスペル歌手達。

会ったこともないくせに、多くの人達に手紙を出した。

また、世界的に有名なメガチャーチの牧師が、著書のサイン会のために近場の本屋に来た際、手紙を持って直談判しに行ったこともあった。「わかった。そこのスタッフに渡しといて。」って、あっけなくスルーされたけど、想定内かな。ちなみに、それまでその牧師の大ファンだったうちの嫁さん、その日に生で見て、「笑顔が嘘くさく感じたんで、急に冷めた。」とか言って、以来彼の教会のテレビ中継も見ることがなくなった。(笑)

色んなとこに連絡してみたけど、結局返事はなかった。

だが1人だけ、メールを出した翌日に連絡してきてくれた人がいた。

ゴスペルを、教会音楽だけではなく、本格的にポピュラーミュージックとしても確立したことから、『現代ゴスペルの父』と呼ばれるアンドレ・クラウチ牧師だ。ゴスペル以外のミュージシャンが、曲の中にゴスペルの雰囲気を出したい時は、「まず彼に依頼してみよう」と言うくらい音楽界では重鎮で、マイケル・ジャクソンの『Man in the Mirror』やマドンナの『Like a Prayer』にもクワイヤを提供している。それもクラウチ師は、うちの相方にわざわざ電話をかけ、直接話してくれた。

結果、返事をくれなかった他の誰より最も影響力のある人物だけが、うちらの依頼に協力してくれたってことだ。

だが、色んな事情が重なり、永住権の申請準備がしばらく止まっていたことがあった。

そんな2015年1月、クラウチ師が天に召された。

故人からの推薦状がいつまで効力を持つのか判断がつかなかったんで、多少の焦りもあり、大急ぎで申請準備を再開。それでも時間はかかった。

2017年6月、うちの教会に3年間いた牧師先生が帰国し、同時に20年以上使ってた教会堂も追い出され、所属していた教団からも離脱。誰もが、「あの教会、大丈夫か?」って思ったことだろう。永住権だけではなく、拠点としている教会の存続という面でも、うちらは渦中にあった。

だが、その約3週間後、永住権の申請が承認されたという通知が届いた。そういうタイミングだったんで、その瞬間、「うちの教会、当面は大丈夫かな。」という確信も与えられた。

クラウチ師とは、彼女が唯一電話で、それも一回だけ話しただけで、うちの教会では誰も実際には会ったことさえない。

だが、彼の推薦状が移民局の判断に対する大きな影響力をもたらしたんじゃないかと自分は思ってる。もしそうだとしたら、うちの教会にとっても大きな恩人だ。

クラウチ師が他界する1年前、自分のお客さんの1人が天に召された。彼の部屋に行くと、よくこの曲が流れてたのを思い出す。

「God has spoken. Let the church say Amen.」

直訳すると、「神が語られた。教会に『アーメン』と言わせよう。」となるが、どちらかというと「神の御言葉に、教会のみんなで『そのとおりです!』とお応えしよう。」といった感じか。

うちらも、少ないからこそ、神の御声に敏感になり、それに対してちゃんと反応できる教会であればと思う。

推薦状の中には、こう書いてあった。

「他の歌手達が私の作品の良さを引き出してくれることはあまりないと感じることがある。だが、彼女の場合、その歌の中にある解釈と音楽性に感銘を受けた。」

協力してくださったクラウチ師に、そして師を動かしてくださった主に感謝しつつ。

Jesus loves y’all.

『明日に架ける橋』

        
  

2019年8月。

先日、母の命日だった。あっという間の10年だった。

毎年この頃は、母が大好きだったサイモンとガーファンクルの曲を普段以上に聴いてしまう。珍しく(?)、母はポール・サイモンではなく、アート・ガーファンクルのファンだった。「絶対ガーファンクルの方が歌が上手い。」というのが理由。事実、1990年の紅白歌合戦でポールが『明日に架ける橋』を歌った際、2人で「やっぱダメじゃなぁ…」と言ったりもした。

この『明日に架ける橋』、1番と2番の最後には「Like a bridge over troubled water, I will lay me down.」とある。訳すると、「荒波の上に架かる橋のように、自分が横たわろう。」といった感じだろうか。そして3番の最後は「I will ease your mind.」(君の心を和らげてあげよう)になっている。要するに、困難の中にある相手に寄り添い、自分が犠牲になってでも安心させようという詩の内容だ。

クリスチャンとしては、こんなのを聴くと、イエスのことを思い出さずにいられない。

サイモンとガーファンクルの曲の殆どはポールが書いてるが、この曲もまた例外ではない。ポールは自ら「宗教的な人間ではない」と言いながらも、「でもその割には、神や霊性について書くことが多い」ということも認めている。

尚、3番が「Sail on, silver girl.」というフレーズで始まることから、『silver girl』というのは銀色の注射針のことで麻薬に関する曲だという説があるが、実際には、若くして白髪が増え機嫌を悪くしていたポールの元妻ペギーに関するインサイドジョークとのことらしい。

この曲を書いた頃、ポールはゴスペルをよく聴いており、ある黒人霊歌に影響を受けてこの詩を書いたという。

『Mary Don’t You Weep』 (マリアよ、泣くんじゃない)という歌で、多くのミュージシャン達によって録音されているが、おそらく日本のゴスペルファンの間ではアレサ・フランクリンやテイク6のバージョンが有名ではないだろうか。他の多くの黒人霊歌同様、この曲にも色々な歌詞のバージョンがあるので解釈が様々なこともあるかもしれないが、このマリアというのは、イエスの母マリア(聖母マリア)や、12弟子と一緒にイエスと行動を共にしていた『マグダラのマリア』ではなく、マルタの妹でラザロの姉である『ベタニアのマリア』のこと。新約聖書『ヨハネによる福音書』11章に、病死したラザロがイエスによって蘇生されるという話があるが、弟の死を悲しむマリアとマルタを慰めるイエスのことが書かれた歌だ。ちなみに12章の高価な香油の話にあるように、シーシー・ワイナンズのヒット曲『アラバスターボックス』の『Mary’s alabaster box』というフレーズに出てくるのも、このマリアということになる。

当時ポールが聴いていたのはスワン・シルバートーンズが録音したもの。よくゴスペル歌手は、コンサートではもちろん、スタジオでの録音の際にも、原曲に自分でセリフを付け加えることが多いが、同グループのリーダーだったクロード・ジーターが、曲の後半にイエスのマリアに対する言葉として「I’ll be your bridge over deep water if you trust in my name.」(私のことを信頼するなら、君のために深い河に架かる橋になってあげよう)というのを入れている。(2分9秒あたりから)

この、アドリブで入れただけかもしれない一言に影響を受け、ポールはあの名曲を書くことになる。

クリスチャンの曲でもないのに、聴く度にイエスの愛を思い出させてくれる…と思ってたが、実際、そのルーツはイエスにあったということだ。素直に喜んでいいんだろうと思う。

十代で洗礼を受けてから天に召されるまでの50年間、うちの田舎にある教会に通い続けた母に、もしこの話をしてあげることができてたら、どんだけ喜んでくれてたか…。

Jesus loves y’all.

『Live in London』20周年記念

        
  
Live in London - 20th Anniversary

ドニー・マクラーキンは、2019年10月18日と19日にかけて、ロンドンニューワイン教会でコンサートを予定。ヒットアルバム『Live in London』の20周年記念として開催される。

詳細は、会場のイベントページを参照。また、マクラーキンのオフィシャルサイトには、米国から旅行予定の人のためのパッケージについての情報も掲載。

2019ステラ―賞

2019 Stellar Awards
        
  

2019年3月29日にラスベガスのオリンズ・アリーナで第34回ステラ―・ゴスペル音楽賞授賞式が開催された。

以下は受賞者および候補者一覧(WINNER = 受賞)。

ARTIST OF THE YEAR
WINNER: Jonathan McReynolds, Make Room, Entertainment One
– Jekalyn Carr, One Nation Under God, Lunjeal Music Group
– Maranda Curtis, Open Heaven, Red Alliance Media/Fair Trade
– Todd Dulaney, Your Great Name, Entertainment One

SONG OF THE YEAR
WINNER:
Not Lucky, I’m Loved , Jonathan McReynolds, Terrell Demetrius Wilson & Anna B. Warner, Entertainment One
Nobody Like You Lord, Maranda Curtis & Anthony Rachel, Red Alliance Media/Fair Trade
Won’t He Do It, Makeba Riddick, Richard Shelton & Loren Hill, RCA Inspiration
You Know My Name (Live), Tasha Cobbs Leonard & Brenton Brown, Motown Gospel

MALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER:
Jonathan McReynolds, Make Room, Entertainment One
– Brian Courtney Wilson, A Great Work, Motown Gospel
– Kelontae Gavin, The Higher Experience, MBE/Tyscot
– Tye Tribbett, The Bloody Win, Motown Gospel

ALBERTINA WALKER FEMALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER:
Jekalyn Carr, One Nation Under God, Lunjeal Music Group
– Koryn Hawthorne, Unstoppable, RCA Inspiration
– Maranda Curtis, Open Heaven, Red Alliance Media/Fair Trade
– Tasha Page-Lockhart, The Beautiful Project, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Tori Kelly, Hiding Place, Schoolboy/Capitol
* A tie in the Albertina Walker Female Vocalist of the Year category resulted in having 5 nominees

GROUP/DUO OF THE YEAR
WINNER: The Walls Group, The Other Side, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Donald Lawrence & Tri-City, Goshen 432 Hz, RCA Inspiration
– Isaiah D. Thomas and Elements of Praise, Still Here, Murchison Motion Pictures
– Judah Band, Gone Fishin’, Light Records

NEW ARTIST OF THE YEAR
WINNER: Jabari Johnson, Day of Redemption, Entertainment One
– Cheryl Thomas Fortune, Simply Cheryl, LuDawn/Tyscot
– Phil Thompson, My Worship, Phil Thompson Worship/JamesTown
– PJ Morgan, The Transparency Project, IDMV Music Group

CD OF THE YEAR
WINNER: Make Room, Jonathan McReynolds, Entertainment One
Bible of Love, Snoop Dogg, RCA Inspiration
Open Heaven, Maranda Curtis, Red Alliance Media/Fair Trade
Your Great Name, Todd Dulaney, Entertainment One

CHOIR OF THE YEAR
WINNER: Bishop Noel Jones & City of Refuge Sanctuary Choir, Run to the Altar, JH/Tyscot
– Dexter Walker & Zion Movement, Hope, IndieBlu Music
– The Brooklyn Tabernacle Choir, I Am Reminded: Live!, Brooklyn Tabernacle Music
– Vincent Tharpe and Kenosis, Super Excited, Empty Me Entertainment

PRODUCER OF THE YEAR
WINNER: Jonathan McReynolds & Darryl “Lil Man” Howell, Make Room, Entertainment One
– Kirk Franklin, Ronald Hill, Phil Thornton, Clifton Lockhart, Tasha Page Lockhart, Myron Butler, Dontaniel Kimbrough, Zeek Listenbee, Cordell Walton, Edward “6Mile JP” Page, Charles “Ollie” Harris, Daniel Bryant, Bryan Popin & AyRon Lewis, The Beautiful Project, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Kirk Franklin, Ronald Hill, Warryn Campbell and Phil Thornton, The Other Side, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Todd Dulaney & Dontaniel Jamel Kimbrough, Your Great Name, Entertainment One

CONTEMPORARY GROUP/DUO OF THE YEAR
WINNER: The Walls Group, The Other Side, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Donald Lawrence & Tri-City, Goshen 432 Hz, RCA Inspiration
– God’s Chosen, God’s Chosen, Dream Label Group/Dream Gospel/GFavored Entertainment/Capitol Christian
– Judah Band, Gone Fishin‘, Light Records

TRADITIONAL GROUP/DUO OF THE YEAR
WINNER: Keith “Wonderboy” Johnson, Keep Pushin, Wonder Spirit/SRT/Shanachie
– Gospel Legends, Resting Easy, Humility Music Group
– Jarrell Smalls & Company, A New Season, Southern Wave/Get Ready/SRT
– Nu Tradition, Nu Tradition, Altmo Productions

CONTEMPORARY MALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER: Jonathan McReynolds, Make Room, Entertainment One
– Kelontae Gavin, The Higher Experience, MBE/Tyscot
– Todd Dulaney, Your Great Name, Entertainment One
– Tye Tribbett, The Bloody Win, Motown Gospel

TRADITIONAL MALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER: VaShawn Mitchell, Cross Music, Tyscot
– Earnest Pugh, Survive, EPM/Black Smoke
– Jarrell Smalls, A New Season, Southern Wave/Get Read/SRT
– Keith “Wonderboy” Johnson, Keep Pushin‘, Wonder Spirit/SRT/Shanachie

CONTEMPORARY FEMALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER: Tasha Page-Lockhart, The Beautiful Project, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings
– Benita Jones, The Evolution, IndieBlu Music
– Koryn Hawthorne, Unstoppable, RCA Inspiration
– Tori Kelly, Hiding Place, Schoolboy/Capitol

TRADITIONAL FEMALE VOCALIST OF THE YEAR
WINNER: Jekalyn Carr, One Nation Under God, Lunjeal Music Group
– Maranda Curtis, Open Heaven, Red Alliance Media/Fair Trade
– Shana Wilson-Williams, Everlasting, Shana Wilson Ministries/IndieBlu
– Tammi Haddon, Bishop Noel Jones & City of Refuge Sanctuary Choir – Run to the Altar , JH/Tyscot

CONTEMPORARY CD OF THE YEAR
WINNER: Make Room, Jonathan McReynolds, Entertainment One
Bible of Love, Snoop Dogg, RCA Inspiration
The Higher Experience, Kelontae Gavin, MBE/Tyscot
Your Great Name, Todd Dulaney, Entertainment One

TRADITIONAL CD OF THE YEAR
WINNER: One Nation Under God, Jekalyn Carr, Lunjeal Music Group
A New Season, Jarrell Smalls & Company, Southern Wave/Get Ready/SRT
Run to the Altar, Bishop Noel Jones & City of Refuge Sanctuary Choir, JH/Tyscot
The River, Keion D. Henderson, Eye Light Productions

URBAN/INSPIRATIONAL SINGLE Or PERFORMANCE OF THE YEAR
WINNER: Not Lucky, I’m Loved, Jonathan McReynolds, Entertainment One
Forever, Jason Nelson, RCA Inspiration
Never Alone ft. Kirk Franklin, Tori Kelly, Schoolboy/Capitol
Reckless Love, Israel Houghton, RCA Inspiration

MUSIC VIDEO OF THE YEAR
WINNER: Won’t He Do It, Casey Cross, RCA Inspiration
A Great Work, Matt Reed, Motown Gospel
For My Good, G. Randy Weston, Light Records
My Life; Grateful, Patrick Tohill, RCA Inspiration/Fo Yo Soul Recordings

TRADITIONAL CHOIR OF THE YEAR
WINNER: Bishop Noel Jones & City of Refuge Sanctuary Choir, Run to the Altar, JH/Tyscot
– Demetrius West & Jesus Promoters, ChoirOlogy: The Study of Choir Music, Blacksmoke Music Worldwide
– Dexter Walker & Zion Movement, Hope, IndieBlu Music
– The Brooklyn Tabernacle Choir, I Am Reminded: Live!, Brooklyn Tabernacle Music

CONTEMPORARY CHOIR OF THE YEAR
WINNER: New Direction, When All God’s Children Get Together, New Haven Records
– Brent Jones & the Waco Community Choir, Open Your Mouth and Say Something, JDI Records
– Dr. Alyn E. Waller Presents Fresh Anointing, Totally, Enon Music Group
– Vincent Tharpe and Kenosis, Super Excited, Empty Me Entertainment

INSTRUMENTAL CD OF THE YEAR
– CATEGORY OMITTED

SPECIAL EVENT CD OF THE YEAR
WINNER: The Best of Fred Hammond, Fred Hammond, Verity/Sony Music
Bible of Love, Snoop Dogg, RCA Inspiration
Evidence, Elevation Collective, Elevation Worship Records
WOW Gospel 2018, Various Artists, RCA Inspiration

RAP HIP HOP GOSPEL CD OF THE YEAR
WINNER: God Knows, Flame, Clear Sight Music
BLSD, Jor’Dan Armstrong, Seaq Management
I Ain’t Preaching to the Choir, Miz Tiffany, Digistoric Music
PRAISE, Emcee N.I.C.E., Gypsy City Music

YOUTH PROJECT OF THE YEAR
WINNER: Pure N Heart, “Be You” 15 Years Unplugged, Music2ChangeU
– Christian Bolar, Speak It, BGA Music Group
– Personal Praise, We are Personal Praise, RoBabies Records
– The Children Speak, Hey Young World, HOLYwood Records

QUARTET OF THE YEAR
WINNER: Keith “Wonderboy” Johnson, Keep Pushin‘, Wonder Spirit / SRT/Shanachie
– Gospel Legends, Resting Easy, Humility Music Group
– Jarrell Smalls & Company, A New Season, Southern Wave/Get Ready/SRT
– The Wardlaw Brothers, Stand There, TWB Records

RECORDED MUSIC PACKAGING OF THE YEAR
WINNER: Israel Houghton, Road to DeMaskUs, RCA Inspiration
– Justin Foster, Open Heaven, Red Alliance Media/Fair Trade
– Keemon Leonard, Make Room, Entertainment One
– Octavious Holmes, One Nation Under God, Lunjeal Music Group

PRAISE & WORSHIP CD OF THE YEAR
WINNER: Your Great Name, Todd Dulaney, Entertainment One
Everlasting, Shana Wilson-Williams, Shana Wilson Ministries/IndieBlu
Open Heaven, Maranda Curtis, Red Alliance Media/Fair Trade
The Higher Experience, Kelontae Gavin, MBE/Tyscot

GOSPEL RADIO OF THE YEAR NOMINEES

MAJOR MARKET OF THE YEAR
WINNER: WPZE Praise 102.5, Atlanta
– WGRB Inspiration 1390AM, Chicago
– WNAP 1110 AM, Philadelphia
– WYCA 92.3 FM WPRS-FM, Hammond/Chicago

LARGE MARKET OF THE YEAR
WINNER: WFMI-FM 100.9 FM, Virginia Beach
– WJXY 103.5 FM/93.7 FM, Myrtle Beach
– WOKB 1680AM, Orlando
– WXHL 89.1FM, Wilmington

MEDIUM MARKET OF THE YEAR
WINNER: WCGL AM 1360/FM 94.7, Jacksonville
– WPZZ 104.7 FM, Richmond
– WREJ 101.3FM, Richmond
– WTJZ Praise 104.9FMj, Chesapeake

SMALL MARKET OF THE YEAR
WINNER: WIMG 1300AM, Ewing
– WDJL-AM 1000, Huntsville
– WEHA GOSPEL 88.7 & 100.3 FM, Egg Harbor
– WHBT 1410 AM & 98.3 FM, Tallahassee

INTERNET STATION OF THE YEAR
WINNER: uGospel Radio, http://uGospel.com
– GH3 Radio – “God’s House of Hip Hop,” http://www.gh3radio.com
– Gospel Central Radio, http://www.thegospelcentral.com
– SOAR Radio, http://soarradio.com

GOSPEL ANNOUNCER OF THE YEAR
WINNER: Dwight Stone, WPZE Praise 102.5, Atlanta, GA
– Linda Greenwood, WNAA 90.1 FM, Raleigh, NC
– Randi Myles, WDMK-HD2, Detroit, MI
– Sherry Mackey, WHAL 95.7, Memphis, TN

第61回グラミー賞

        
  

Best Gospel Performance/Song

WINNER:Never Alone” – Tori Kelly featuring Kirk Franklin
Kirk Franklin & Victoria Kelly, songwriters

You Will Win” – Jekalyn Carr
Allen Carr & Jekalyn Carr, songwriters

Won’t He Do It” – Koryn Hawthorne
Koryn Hawthorne

Cycles” – Jonathan McReynolds featuring DOE
Jonathan McReynolds & Will Reagan, songwriters

A Great Work” – Brian Courtney Wilson
Aaron W. Lindsey, Alvin Richardson & Brian Courtney Wilson, songwriters

Best Gospel Album

WINNER: Hiding Place – Tori Kelly

One Nation Under God – Jekalyn Carr

Make Room – Jonathan McReynolds

The Other Side – The Walls Group

A Great Work – Brian Courtney Wilson

ターシャ・コブス・レナード11月ツアー

Tasha Combs Leonard - The Revival Tour
        
  

ターシャ・コブス・レナードは8月18日、『The Revival』ツアー開催を発表。11月1日のアトランタを皮切りに、シャーロット、フィラデルフィア、ダラス、ワシントンDC、ボルティモア、ニューヨークなど、全米9都市での公演となる。

先行販売は8月21日(火)午前10時(東部標準時)から開始、メーリングリスト登録者にコードが送られる。一般販売は8月24日(金)午前10時(東部標準時)。

日程:

11/01 – Atlanta, GA – Variety Playhouse
11/03 – Charlotte, NC – McGlohon Theatre at Spirit Square
11/06 – Chicago, IL – House of Blues
11/08 – Detroit, MI – Majestic Theatre
11/10 – Asheville, NC – Diana Wortham Theater
11/12 – Philadelphia, PA – Theatre of Living Arts
11/13 – New York, NY – Sony Hall
11/14 – New York, NY – Sony Hall
11/15 – Washington, DC – Warner Theatre
11/16 – Baltimore, MD – Baltimore Sound Stage

チケット購入などの詳細は公式ページを参照。

アレサ・フランクリン (1942 – 2018)

Aretha Franklin (1942 - 2018)
        
  

“Precious Lord, Take My Hand” – キング牧師告別式 (1968)

“Amazing Grace” – ジェームス・クリーブランドと

“Climbing Higher Mountains” (1972)

“Precious Lord, Take My Hand” (1984)

“Surely God Is Able” ネルソン・マンデラ歓迎イベント (1990)

“The Impossible Dream” – ローザ・パークス告別式 (2005)

アルバーティナ・ウォーカー告別式 (2010)

マクドナルド・ゴスペルフェスト (2013)

“Rock Of Ages” (2016)

“Precious Lord, Take My Hand” マハリヤ・ジャクソン告別式 (1972)

イスラエル・ホートン 2018ツアー

Israel Houghton 2018 Tour
        
  

イスラエル・ホートンは6月26日、2018年米国ツアーを発表。9月27日から10月13日まで、シカゴ公演を皮切りに、現在12箇所を予定。

日程:

09/27 – Chicago, IL – House of Blues
09/28 – Detroit, MI – Majestic Theatre
10/01 – New York, NY – Highline Ballroom
10/02 – Philadelphia, PA – World Café Live
10/03 – Washington, DC – The Hamilton
10/04 – Pittsburgh, PA – Mr. Smalls Theatre
10/05 – Richmond, VA – The Broadberry
10/06 – Columbia, SC – The Senate
10/09 – Atlanta, GA – Buckhead Theatre
10/11 – Orlando, FL – The Plaza Live
10/12 – Tampa, FL – Louise Lykes Ferguson Hall
10/13 – Jacksonville, FL – Murray Hill Theatre

チケット購入などの詳細は公式ページを参照。

耶蘇道: 和風教会堂(1)

耶蘇道
        
  

こんなシリーズを始めようかと思う…」みたいなことを書いたはいいが、既に3ヶ月以上が経ってしまった。言い訳をするようだが、ネタがなかったのではない。いざ書き始めようとすると、使えそうな話題が予想していた以上にあり、その上、自分には書きたかったことがたくさんあったということに気付き、自分自身の想いも入り乱れて、埒が明かない状態に陥ってた。

改めて祈ってたら、やはりここは初心に戻るということを語られたような気がしたので、とりあえず今回は表面的なことだが載せることにする。

このシリーズを始めようと思った際、真っ先に思いついたことの1つに、和風の教会堂というのがあった。調べたところ、決して多いとは言えないが、カトリックや聖公会では数件かは存在するようだ。

イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが1549年に来日してからは、南蛮寺と呼ばれる、布教活動の拠点が建てられ、十字架は載せてあるが、基本的には和風建築だったらしい。

その後、徳川幕府により、キリスト教は禁止され、日本も鎖国になるわけだが、幕末の開国になって、キリスト教が再び布教される。禁教前のようにカトリックだけではなく、プロテスタントも入ってきて、『優れた西洋文明=キリスト教文明』という理念が日本にも持ち込まれた(これについては、別途改めて自分の考えを書くことにする)。

だが意外にも、海外からの宣教師の多くは日本では和風の教会堂が望ましいと考えたらしい。その半面、殆どの日本人聖職者は和風に反対したという。日本の国全体に西洋に追いつきたいという雰囲気があったのか、教会建築においても、和風のものは受け入れられることなく、建てられた教会の殆どが洋風のものだった。現代の感覚でいえば、多くの面において『西洋かぶれ』の時代だったのだろう。

そういう流れはしばらく続き、大正末期から昭和初期にかけて、やっと幾つか和風の教会堂が建てられ始めた。

その中の1つに、日本聖公会奈良基督教会がある。

現在の教会堂は1930年(昭和5年)に建築された、十字架さえなければ寺に見えるような正に和風建築だ。

こちらのページに幾つか写真が掲載されているが、外見だけではなく、内側も、礼拝堂の後方にパイプオルガンが設置されてはいるが、全体的に和風になっている。

2015年7月には、国の重要文化財に指定された。

日本のクリスチャンの中にも『キリスト教=西洋の宗教』という固定観念を持っている人達がいるような気がするが、こういうのを見ていると、昔から和風の教会堂がもっと多ければ、もしかしたら人々が足を運びやすかったのかもしれないという可能性を、少なからずとも感じる。

そういわけで、今後も、時々自分が持っている疑問点や思想なども織り交ぜながらも、建物や芸術などを中心に、基督信仰と日本文化が交わるような話題を紹介していく予定。

Jesus loves y’all.

 

参考資料: 清水建設